重力変化。正直、よくあるギミックだと思う。磁力、魔力、水流、反重力なども同じ。なので、「ゲーム内のギミックの1つ」ではなく、「ゲームの根幹をなす重要な要素」として重力を利用しているゲームを選びました。
- Manifold Garden
- Etherborn
- DARQ
- Alucinod
- Youropa
- Monument Valley
- Puzzlement
- Back To Bed
- Tani Nani
- ibb & obb
Manifold Garden
ともかくこれが最初に挙がるのかなあ。2019年に発売された、エッシャーのだまし絵のような無限に繰り返す幾何学空間を駆け巡るFPSアクションパズル。
いままで壁だった方向が、次には地面に変わってしまう。
ニュートンの林檎のように、この世界の木から生えているキューブは特定方向に重力が発生するときのみ落下するので、それを足場や壁として利用しながらパズルを解いていく。全体的に、パズル自体の難易度はそこまで高くない。解けないと先に進めないのでそうせざるを得なかった感はあります。あと、超巨大建造物の世界観に対して、小部屋でチマチマとやらされるパズルは、なにかスケール感の点で勿体なさを感じた。もっとダイナミックなパズルが欲しい!終盤の巨大テトリスのような!
なのでこのゲーム、パズル以外の探索中のほうがむしろ楽しいと思う。重力が逆さまになれば、空に向かって落下し続ける。長い階段を上らなければいけないときは、逆さになって上へ落下したほうが早い。この世界は無限ループ構造になっているので、キューブを奈落へ落としたら、真上から同じものが落ちてくる。様々な建造物(どれも抜群にかっこよい)を自由な方向から歩き回ることができるのがとても刺激的で良いと思った。奇妙な空間のパズルアドベンチャーとして、おすすめ。
Etherborn
箱庭的な空間の表面を行ったり来たりしてゴールに向かう3Dアクションパズル。ジャンプアクションが必要な場面もある。
地面と壁がなだらかなカーブ状に繋がっている場合に、主人公は壁方向に重力を切り替えて進むことができる。
ステージ数は少ないけれど、どれもよく作りこまれているので満足感があります。派手さは無いけれど、グラフィックはとても綺麗。おすすめ。
DARQ
2Dパズル。演出がホラー要素あるので注意(ほとんど怖くないけど)。
彩度の低いゴシックホラーな雰囲気の世界で、パーツを集めてギミックを解決する。細部の小物までめちゃ良くできてて素晴らしい。
小パズル集のようなゲーム。説明は無いけど動かせばわかるので難易度はそれほど高くはない。時折、思い出したかのようにアクション要素が出てきたりする。アクション要素、要るこれ?最後の方は死にゲー化してません???と変なバランス感覚ですが行ったり来たりして謎を1つずつ解けるようになっていくのが楽しいのでおすすめ。
最近無料DLCでステージが1つ追加されました。が、この追加ステージ、ほとんど重力ギミック使わないパズルだったんですが…。
Alucinod
Manifold Garden やEtherborn と同時期に発売されたんだっけ?にしては、こっちは全然話題にならない。ゆるやかなカーブで重力が変わる系のゲーム。
買って未プレイなのでそのうちやる。もしかしたら、パルクールっぽいアクション色のほうが強めなのかもしれない?
プレイした。短いゲームだけど世界観が抜群に良い!銀と赤色の幾何学的でどこか薄汚さのあるソ連のSF映画みたいな無機質な曲線立体巨大建築物をぐるぐる歩き回るのがめちゃくちゃ良かったです。
Youropa
なだらかなカーブが以下略。買って未プレイなのでそのうちやる。
Monument Valley
重力がメインじゃ無いじゃないか。10選にしたいからってねじ込んだね。
トリックアート、不可能図形を歩き回る系ゲームの頂点では。
現実空間では不可能なルートも、このゲーム内では「そう見えるなら、そうなる」というシンプルで強烈なルールの元、歩いたりできてしまう。
次どうなるんだろうというわくわく感がずっと続く。1か2か忘れたけどからくり箱みたいなステージは作りこみが凄くて驚いた。おすすめ。
DLC追加ステージ、買ったけどやってなかったことを今思い出した。
Puzzlement
2D平面として見た向きに重力が持続する3D風パズル。
あ、このパブリッシャーが出してるHocusって別のゲーム、上で貼ったMonument Valley系の不可能図形を練り歩こうゲームなので好きな人は好きかもしれん。自分は延々同じ作業の繰り返しに感じてしまって途中でやめちゃった。
Back To Bed
だまし絵系パズルゲームが続きますね。。。
壁に階段を置くと、そっちに重力が切り替わる。しかもだまし絵空間で。。。
買って未プレイなのでそのうちやる。
Tani Nani
パネルを入れ替えて、勝手に移動するキャラを導いてあげるゲーム。
パネルが回転出来たり、マリオワールドの三角ブロックみたいなので90度重力が変わったまま歩いたりして、こいつは地面が下なのに、こっちの奴は右に重力がかかるようになったから、こっちのパネルと入れ替えると落下しちゃうなと悶々と悩む。
クリア条件に「一定時間内にクリアすること」「落下時間が合計N秒以下であること」みたいなのがくっついてくるので、かわいい見た目と違い硬派なパズルゲーム。プレイ中だけど難しい。「パネルの入れ替えは上限N回まで」が一番つらい。初見では無理です!おすすめ。
ibb & obb
2Dアクションパズル。名作。2人協力プレイが推奨ですが1人でも2キャラ操作できるので、一応出来る。
境界をくぐると天地の重力が逆転する世界で、相方を頭に乗っけてより高い所へ運んだり、落下速度をジャンプ力に反転させたり、いろいろしながら右へ右へ進む。
絶妙に初見では分からない難易度のパズル&アクション。おすすめ。