GOMAMISOMIX

ビデオゲームに関するメモ by competor

パズル以外のおすすめゲーム / My favorite games other than puzzles

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このマシュマロに回答しようと思います。オススメというか自分史になりました。非Steamも含みます。

ICO

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不動の1位。操作方法、キャラクター、音楽、ストーリーと、超ツボの作品です。

「雰囲気ゲーム」てのは良い意味にも悪い意味にも、文脈次第で捉えられる広いワードですが、雰囲気はあくまでプレイ体験を演出する調味料でしか無いのです、本作のように。

ジャンル分けするとパズルアクションアドベンチャーではあるのですが、あまり本質的じゃないなあと個人的には思っています。このゲームのジャンル名って実は誰も説明できてないんじゃない?キャッチコピーが一番近そう。

ICOの事を語るだけで一晩掛かるのでこのくらいにしましょう。

 

MOON

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これもパズルなのか?MYSTライクな謎解きなのか?様々なアイデアが詰め込まれまくっている凄まじい熱の塊。

一番苦労したのが魔法使いみたいなモンスターの見つけ方だった気がします。釣り大会は唯一諦めたラブ。

 

MOTHER2

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おい、「好きなゲームで、ICOとMOONとMOTHERとUNDERTALE挙げるタイプ」のテンプレ人間かよ!

ということでUNDERTALEも最高ですが割愛します。(当時は英語版しかなかったので海外WIKI見てPルートまでプレイした後、片っ端からニコニコ動画の野良翻訳シリーズを見てました。)DELTARUNEは逆張り性質が発動中で義務感でプレイしそうなので停止中です。

カエルの為に鐘は鳴る夢をみる島、大神も上記テンプレメンバーなので割愛します。

 

ヨッシーアイランド

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数多のアクションゲームのなかでもTOPに君臨する密度と完成度。クレヨン風のグラフィック、タマゴ投げやふんばりジャンプなどの斬新な新アクション、100点を狙うと途端に高難度化するバラエティ豊かすぎるステージ、一度しか登場しないキャラも多い贅沢で豊富な敵キャラ達と、これでもかと2Dアクションゲームの楽しさを追求してる点が最高。マジでこれを超える作品が無い。肩を並べるのはGimmick! 、Spelunky 、Hollow Knight とかかなぁ。

DSの続編は、そもそも2画面使うせいで画面ど真ん中に枠が鎮座してるのが超Bad UIな上に、ステージが単調で長ったるく、途中でやめてしまった…。レベルデザインの難しさよ。

 

アトランチスの謎

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好きすぎて、自作攻略本を作ったり、自作ハックロムを作ったり、SUNSOFT本社に行って「アトランチスの謎オンラインを作りましょうよ!」と社員に語ったり*1、ジャケット画像の原画展を見に行ったり、した。

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全100面もあって、それが順番通りではなくワープ、逆ワープしまくって様々な世界を目まぐるしく移動するのが楽しい。説明書には100面分のチェックシートが付いてるんだけど、ゲームの設計ミスで絶対行けない面が存在するのもファミコン時代らしい謎があって良い。スーパーマリオブラザーズよりも好きだったよ。

 

Hotline Miami

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謎ストーリー爽快ゴアサイケアクション。Steamゲーム紹介動画で「デヴィッド・リンチのような不明瞭な物語」みたいな説明がされてて気になって買ったらあまりにも良くて全実績コンプまでやり込んだ。続編は本当に難しいけど最終面の演出がとんでもなくて後頭部を何度も殴られた感覚があって、ビデオゲームでこんなビジュアル出されたらもう完敗だ!何を作ってもこれには勝てん!と本気で感じた。

 

Outer Wilds

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とにかく知的探究心が駆り立てられる作品。それに応えてくれるゲームの構造が見事。

プレイ後の感想はこの記事に全部書きました。:面白かったねえ Outer Wilds ネタバレあり - ごまみそミックス

 

Grow Home

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Outer Wilds より前の作品ながら、シームレスオープンワールド宇宙惑星探索アクションゲームの中でも良作。

植物学者ロボットのBUD君の手足を操作しながら、壊れた宇宙船にたどり着くためにでっかい木を植えて届かせよう、みたいなストーリーだった。

操作感がとても良く、右手と左手を個別に動かしてえっちらおっちらとロッククライミングしたり、グライダーで葉の上から滑空したり、根源的なアクション欲を存分に満たしてくれる。

続編のGrow Up は前作よりも巨大なマップ(惑星まるまる1個)をぐるんぐるん自由に動き回れるので良い。1作目と2作目でどこがどう違うか正直覚えてないくらいやることは一緒。2作目のほうが、時間制限系のミッションをやり込もうとするとわずかな操作ミスで失敗になるので難しいかなーという印象。

 

REZ

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シューティングで弾を打つ音や敵が破壊される音が、全部BGMのビートとシンクロしてたらめちゃめちゃ気持ちよくね?という本能的な着想を実現したゲーム。そりゃ超気持ちいいだろ。

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DEPTHはもっとシーケンサー寄りの着想なのですが、REZはちゃんとゲームしてる感じです。

 

Thumper

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「リズム・バイオレンス」を名乗る、異端の音ゲー

リズム天国並の簡単な操作(1ボタン+十字キー)にもかかわらず圧倒的なスピードとビジュアルが相まって没入感がものすごい。初プレイ時はドーパミンと手汗を垂れ流しながら「凄い!凄い!」と叫んでました。圧倒的にオススメなゲームです。

と、この動画に昔書きました。

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ゆめにっき

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自分という人間の2割はゆめにっきで出来ている。

いまさら前情報無しでプレイしてくれってのは難しいかもしれないけど、あのゲームの本質は「さまよい歩く」行為だと思ってるので、さまよってほしい。

3D版のDream Diaryは、「ファン向け作品なのにファンからは酷評」という悲しき二次創作の枠を超えないので、買わなくていいよ。

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ABZU

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海ゲー。ウォーキングシミュレーターならぬダイビングシミュレーター。たくさん魚がいてめっちゃ良い。深海生物がちゃんと怖い。海中ゲームに付き物の厄介な窒息要素も無いのでストレスフリーな海中散歩を堪能できますし、ひたすら魚だけ追いかけるビューモードも付いてるので、理解ってるねぇ!

 

OPUS: The Day We Found Earth

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エンディングまで泣くんじゃない。健気なロボットの宇宙規模の探しものゲーム。

OPUSシリーズの1作目。これは素朴なイラストが結構好きだったのですが、2作目以降ではキャラデザイン力が向上してきて、どこかノベルゲーっぽい匂いを感じてしまいちょっと離れてしまいました。*2

 

フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと

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ウォーキングシミュレーター系の中では傑作。何かを操作するというゲームの持つ身体性と、ストーリー演出が見事にマッチしている。プレイ後に「凄いものを味わってしまった……」という魂の震えを感じました。唯一無二。

 

The Stanley Parable

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ゲーム中に選択肢の分岐があったら両方見たくないですか?というゲームプレイヤーの心理を追求して軽妙な切り口でその行為の浅さをあぶりだしてくる変なゲーム。結局プレイヤーの行動というのはすべて、ゲームの支配下でしかないのか。MOONが提示した「ゲームなんかやめて早く寝なさい」というのも一種の捉え方だし、この作品の「プレイヤー VS ゲーム自身」にスポットを当てたことそのものをゲームにする、ってのがクール。

同作者のThe Beginner's Guideも同様なメタ視点から始まるストーリーにグッとくる傑作。フィンチ家もそうだけど、ゲームというメディアを通じた映画体験って感じ。

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*1:当時はスペランカーオンライン、いっきオンラインとレトロゲームを複数人でわちゃわちゃ遊ぶゲームが色々出ていたので。カスタム面作成機能も付けて遊べるようなものが作りたいです!みたいなことを言っていた。その数年後、任天堂スーパーマリオメーカーが発売されたのであった。

*2:美少女キャラを主張してくるゲーム全般が、昔から生理的に受け付けないのです。