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ビデオゲームに関するメモ by competor

高難度パズルゲーム10選 / Best 10 Mind-Bending Puzzle Games #1

 #1脳を悩ます高難度パズルで悶々とした日々を過ごしたい人へ。

こんなの解けるはずがない!→次の日にあっさり解けた!→アハ!俺天才!をしたい人へ。

論理と試行錯誤、そして偶然の、高難度パズル選です。有名どころ多め。

1. ゼリーのパズル

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qrostar.skr.jp

重力で落下するゼリーを左右に動かして、同色どうしを全て結合させればクリアの2Dパズル。操作は左右のみ。

パッと見てこうすればいいんだなあと思って手を動かすと必ず何かうまくいかない状況になって詰まる。左右移動しかないシンプルなパズルなのに全く解けないため、数多くの人々を阿鼻叫喚の嵐に送り込んだ伝説のパズルゲーム。「このステージは作者が間違えて開発中の解けないバージョンを公開したに違いない」「俺レベル1すら解けない」「実は知らない操作方法があるんだろ、そうだよな?」などの悲しみのコメントで沸いた。オススメ。

 

現在制作中の新作「YUGO PUZZLE」デモ版のプレイヤー達のコメントはこちらで:

togetter.com

作者のたつなみ氏がYouTubeストリーミング配信で本作の解説をする動画がアップされているので、クリア後に見ると面白いです。

2. Snakebird

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フルーツを食べると体が伸びる典型的なスネークゲームに重力要素が加わった2Dパズル。すっとぼけた見た目のキャラなのに恐ろしく難しい。

適当に動き回ってればなんとかなるだろう→詰んだわ→これも詰んでるわ→あと1マスあれば…→全パターンやった!もう手が無い!を繰り返すことになる。

ただでさえ禿げ上がりそうに難しいのに、割と序盤からスネークバードが2匹に増えたレベルが登場し、爆裂に考えることが増えて発狂する。オススメ。

3. Baba Is You

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ゲームルールを自分で書き換えてしまえる、倉庫番スタイルパズルの進化系。

トレーラー映像からだと自由度の高いハチャメチャなゲームに思うかもしれないが全然違う。単語の組み合わせパターンの膨大さで混乱させるのではなく、一見、可能な手が少ないのにどうしても答えにたどり着けない、というタイプの練りに練られた出題ばかり。

質・量、ともに文句なし。全て自力で解ける人いるのだろうか的な難しさ。2019年のマイベストゲーム。数年に一本の傑作パズル。文句なしにオススメ。

詰まったらSTEAMガイドや有志WIKIによるヒント集があります。私がプレイしてた頃は日本語ヒントが無く、中国語ガイドを翻訳かけてヒント見てました。

4. Recursed

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見た目はショボいがガチの思考を求められる2Dアクションプラットフォームパズル。多分、別解が無く解法ガチガチ固定なので、脳筋プレイでは脱出不可能。

赤い箱に入ると別の部屋に通じていて、その部屋の箱に入るとまた別の部屋に…。と、入れ子構造となった部屋を探索しながらなんとかしてゴールを目指す。

パズルのキモになるのが、ある部屋の中に最初の部屋へ通じる箱が置いてある場合に、

部屋A→部屋B→部屋A→部屋B→… と無限ループ構造を作り出せてしまう点。

これが自分自身の部屋へ通じる箱だと、

部屋C→部屋C→部屋C→部屋C→… と自己から自己へ。ゲームタイトルのRecursed(再帰呼び出し)にも納得。

アイテムは1つしか持ち運びできないので、何をどの階層の部屋へ運び込む必要があるかをちゃんと考えないといつまでも抜け出せなくなってしまう。序盤こそフーンという感じだが、後半は1時間試行錯誤しても解けない(部屋の構造がシンプルなのにも関わらず)レベルが出てくるので、解けたときの達成感が凄い。なんで解けたのか自分でもわかってなかったりする。

日本語非対応だがチュートリアルがちゃんとしているので操作していれば分かると思う。ナレーションも聞き流しで割と大丈夫。1手戻る機能が無く最初からリスタートとなってしまうのが唯一の欠点か。オススメ。

5. Stephen's Sausage Roll

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シンプルな見た目の倉庫番スタイルパズル。上下左右キーのみの操作で画面内のソーセージを全て焼けばクリア。

ソーセージは転がすと180度回転するので、両面焼く必要があるが、同じ面が2度焼きされると焦げてしまいゲームオーバー。

チュートリアルが無く、序盤から脳を稼働していないと解けない厳しさが良い。体で覚えろ!同じ解法の流用もほぼ無く、常に新しい思考・応用力が求められる。

総プレイ時間は30時間程度とボリュームも十分。ソーセージを食べながらどうぞ。オススメ。

日本語非対応だが、パズルだけであれば、ゲーム内の文章は無視してもOK。ですがストーリーも中々面白そうだったのでこんな記事を描きました。

6. Linelight

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線が主人公の1次元2Dアクションパズル

スイッチ切り替え、線の延長、移動追随キャラなど多彩なギミックでゴールまで進めばクリア。

難易度は他の紹介と比べると若干ライトだが良質な面が揃っていてダレるところが無い。タイムレコーダー(操作記憶)のステージは終盤ギミックのため結構な鬼門ですが、これぞパズル!という驚きと達成感がある。

何よりもこのゲームはパズル以上に演出面が優れているのでぜひ体験してほしい。始終ただの線なのに、なんか泣きそうになった。泣いた。

演出の1つであるBGMも良いです。ゲーム内のキャラが曲のビートとシンクロして動いてたり、線の長さが変わると音の響きも変わったりと、芸が細かい。オススメ。

7. Opus Magnum

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プログラム系ゲーム。デベロッパーのZachtronicsはこの類のゲームばかり作っていて頼もしい。

素材AとBを使って、指定された形状を組み立てましょう!が目的で、そのためのアーム動作を自分でどう組み立てるのがパズル。トレーラーを観てるだけでもなんとなくの感じは掴めると思う。

日本語対応、チュートリアルも充実、やってみると意外となんとかすることはできる、のだけど、Zachtronicsの良いところは解けた結果を全世界の統計データと比較して表示してくる点。自分の解法のコスト、処理時間、面積が他プレイヤーよりも優れているかが晒されるので、「解けたけどもっと良い手があるのか…」とよりベターな解を探して再プログラムの旅へ…。オススメ。

パズルを解くか、問題を解くか| Game Maker's Toolkit

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Zachtronicsゲームは他のパズルゲームと何が違うのか解説している動画。日本語字幕あり。 

8. The Witness

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一筆書きをベースにした、ひらめき&ロジカルな知能テスト系パズルが大集結したゲーム。IQテスト好きな人ならプレイ必須。

言語による説明は無く、プレイヤーはどこに行っても良い。あちこちには謎の図形が書かれた盤面があり、この図形のルールを発見・理解・利用することでゲームクリアを目指す。

作者が人間の知性を信じて作ったゲーム。アハ体験が何度も味わえる。解いた後に、あー完全に理屈で導かれていたんだな…とゲームの完成度に驚かされるが難易度はMAX。オススメ。

Wikipediaがやたらと充実しているので一読すると良いです。

The Witness - Wikipedia

9. The Talos Principle

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哲学的なストーリーが味わい深いFPSパズルの金字塔。同じFPSパズルのPortalと比較して、アクションよりもパズルを重視しているため個人的にはこちらが好み。

キューブ・レーザー・ファン etc 多彩なアイテムを駆使して目的地へ向かえばクリア。各レベルには難易度表記があり、攻略順も自由なので、詰まったら他にトライすればよい設計なのが親切。実際に日を改めてトライした記憶がある。(Portalだと現在のレベルを解かないと次には進めないので、選択可能なTalosのほうがパズルの難易度を高く設定できるのだと思う)

序盤はアイテムが1つなので正直あまり面白みは感じないかもしれないが、レーザー屈折アイテム取得後が爆裂に難しく、面白くなる。

敵を避けたり、タイミング良く足場を乗り継いだりというアクション要素が強いレベルもいくつかは存在するが、ジャンプ時はジャンプ先の位置まで自動で移動してくれるので、この手のアクションが苦手でも大丈夫。

FPS酔いの人でも3人称視点切り替えがあるので安心。あとVR版もある(別売)。

結構古いゲームだけどグラフィックの美しさには息をのむ。オススメ。

10. The Swapper

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2Dプラットフォームアクションパズル。プレイヤーの分身を生み出し、分身と操作を入れ替えることができるスワッパー銃を駆使してゴールを目指す。

銃が使えるのはプレイヤー本人の1人だけだが、分身はプレイヤーの移動やジャンプ操作に連動して全く同じ動きをとってしまうので、配置を考えながらボタンで開閉する通路や箱の運搬などを行う必要がある。後半は重力反転装置も出てきてどうなっちゃうの?

陰鬱としたSFホラーなストーリーと、粘土で作られた独特の質感のグラフィック、練られた良質パズルをじっくり楽しめるが、それなりにアクション要素が必要なので注意。オススメ。

NintendoSwitch版は日本語対応しているそうです。

おわりに

ネタバレになるので明記しませんが、上記作品のいくつかにはメタパズル(各パズルの親マップそのものが実は巨大なパズルになっているなど)や裏パズル(通常プレイで気づかない隠されたパズル、あるパズルの別解によりそのパズルの別問題へ進めるなど)があります。知らなくてもいいけど、深い観察力・論理思考・偶然の結果により発見できると、より各パズルゲームの深みに進むことができて面白いです。

 

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口音つぐみ名義で、YouTubeにパズルゲームのプレイ動画を投稿しています。

上記紹介以外にも色々触っているので、参考になればと思います。

 

本記事で紹介したゲームの中で、自分が実況プレイしているものをまとめました。よければご覧ください。

★高難度パズルゲーム10選/Best Mind-Bending Puzzle Games - YouTube

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パズルゲームのプレイリスト:

★Puzzle games - YouTube

www.youtube.com

 

続き

 [了]